zubizubad

コラム

巻き戻しと早送りと部屋とワイシャツと。

時間は戻ったりしない。とはいうものの、本当に戻ったりしないのかを確認する術はない。誰かの中では実は時間の行き来なんて簡単にできてしまうことなのかもしれない。 「あぶねー、遅刻ギリギリ!おはようございます!」「おはよう。そんなに急がなくても2...
コラム

ヒトとは違うという感覚。

母さん、事件です。 自意識過剰という言葉を知っているだろうか。あの言葉を作ったのは実は私だ。よくこんなにも収まりの良い五字熟語を作れたものだと思う。 じいしきかじょう 【自意識過剰】ズビが人にどう見られているかを気にすることにより発動。自意...
コラム

ファンと信者が文化を腐す。

面白いな。いいことを言うなあ。そこに惹かれ、発信源を知る。つまり人を知る。 その人が何かを言う。またいいことを言った。胸に刺さった。いいな、この人の言う言葉をもっと聞きたいな。 何か言わないかな。聞きたいな。あ、その人がまた言った。これはそ...
イラスト

さつまいも

さつまいも描きました賞品にしたかったけど、誰も当たらなかったのでどーぞどーぞ、力作です ほんとはこれにメッセージとかアカウント名入れたかったのよくそぅ
コラム

有料会員の皆様へ。

毎度有難う御座います。特に誰に聞かれてもないのですが、何となく書きます。 たまに有料コラムだった物が無料で読める様になりますが、これはレンタル落ちみたいなもんだと思っています。コラムは鮮度が命だと、私個人は今も昔もずっと一貫してそう思ってお...
コラム

STAND BY Coke

目を覚ますと、咽せ返る様なお香の匂い。天井には今ではあまり見る事の無い、紐で引っ張るタイプの蛍光灯。その紐には、知らないキャラクターのキーホルダーがまるで、首吊りを模しているかの様にだらんとぶら下がっていた。 そうか。ここは東京だ。 高校生...
コラム

このあと、いよいよ解決編へ!

「お前…」「ん?」「犯人わかっとんのやろ。」「うん」 「なんで早く言わんのや。」「んー…いやさぁ。なーんか、悲しくなっちゃって。」「悲しく?」「うん、全部見えちゃうとさ、悲しくなっちゃったんだよね。」 「それであれか、犯人をかばっとんのか。...
コラム

みんな違わず同じがいい。

みんな自分とは違うんだなあというのをしみじみと実感することがある。手すりに掴まり、リュックを体の前面に背負い、もう一方の手はポケットへ。目を瞑って自分の頭の中でひたすらに独り言をつぶやく。それが私の日課だ。 みんな自分とは違うんだなあと感じ...
コラム

みんな違ってみんないい。

みんな違ってみんないい。十人十色でそれぞれにそれぞれの良さがある。ナンバーワンよりオンリーワン。いつからか、こういう弱者思考が当たり前になった。 金子みすゞの作品、"私と小鳥と鈴と"で、みんな違ってみんないいという言葉が出てくる。これを都合...
コラム

物悲しいという感覚が嫌い。

物憂げで、ただなんとなく悲しい。これといった理由もなく、幾度となく繰り返される嫌な記憶と嫌な気持ちの反芻が、胃液と共に喉を往ったり来たりする。無意識の反復により染みついた記憶は、たとえ事実とは異なる様相を呈していたとしても、脳が認識している...