コラム

疲れが取れないのは、寝てないからだ。そんなことは百も承知で、その百の中には私も含まれている。自分のことは一番自分がわかっているとは言っても、どうしてあんなことをしてしまったんだろうと思い返して後悔することが何度もある。それでも一番の理解者が...

夏の象徴的食べ物の1つ｢スイカ｣実は、私。スイカが苦手である。理由は幾つかあるのだが、 まず1つは味が好みでは無い。ウリ科の果菜であるスイカは、食べ進める毎にウリの匂いが近づいてきて、どうも果物として食べる事が出来ない。幼少期の頃、木にへば...

オリンピックが開催されるそうな。 私は全く興味が無いし、スポーツを観戦する事もほとんど無いので関係ないのだが。オリンピックの楽曲提供を行う予定のアーティストが、障碍者に過去犯罪行為とも取れるイジメ行為を行っていた事が明らかになり、絶賛大炎上...

おはようございます。私です。嫌いだなぁ。軸って言葉。勿論、私も使うんだけどね。3着以内でも軸な訳で、ほら読み通りってなる訳だよね。うーん。私は１着だと思ったら1着に来てくれないと満足出来んのですよ。そもそも複勝系をあんまり買わんので2着だと...

「もう真夏みたいな陽気ですね。」彼は私の正面に座るとそう言った。「そうですね。毎日嫌になりますよ。」行き慣れない喫茶店の窓際に座り、彼の為の店員を呼んだ。「それで早速契約更新の件なのですが」「ええ。更新はするつもりです。準備も整えています。...

慢心していた。この歳になると、「好きです」とか「付き合ってください」だなんて言葉が無くとも彼氏と彼女の関係になるものなんだろうなと思っていた。二週間前までは彼の家に週に一度のペースで泊まりに行っていたし、一昨日まで普通に連絡を取り合っていた...

えらいことをしてしまった。卒業式が終わって、ようやく雅人は気づいた。 話は遡ること十二年前、八月のある夜のことまで戻る。「一人目なのに中吉っていうのが面白いだろ？」「子供に中吉って。なんで一番にしてやらないのさ。」「馬鹿言うんじゃないよ、名...

とぶ。 彼は最後の一段をとびこえた。 とぶ。彼はいつもとぶ。階段を下りるとき、最後の一段をとばすのが彼の習慣だった。いや、習性と言った方が近いのかもしれない。 彼の人生のすべてを知るわけではないが、私が知っている彼は、どんな段でもとびこえて...

文具が好きだ。コーヒーと並ぶ趣味らしい趣味かもしれない。どれでもいい人にとってはどれでもよく、こだわりがある人にはこだわりがある。趣味趣向がものすごく現れるものだと思う。メモなんてスマホでいいじゃないか。そう思うかもしれない。でもそれじゃ駄...

花はいつの時代もプレゼントの代名詞だ。感謝を告げる時、別れを悼む時、出会いを喜ぶ時、いつでも花は私達の傍にある。私も仕事の合間に果樹園に1人で出向くぐらいには、花が好きである。鮮やかな色や、ユニークな形、脳まで届きそうな香りに癒される。しか...