コラム

快晴。あまりこの時間帯の空をそう呼ぶことはしないが、それはきっと漢字のせいで、この空は快晴だ。ゆるりとした風がきもちいい。なんだかすき焼きが食べたくなる。けれども今日は唐揚げだろう。あたしは昨日鶏肉を買って帰ったし、唐揚げが食べたいんだと少...

私には自己肯定感がない。文字通り、自己を肯定することができない。自分のすることなすことを良しとできないところがある。そうなると、生活が楽しいだなんて思えず、何をするにも悪いことをしているような後ろめたい気持ちになるし、嫌な思いをしたところで...

いつから面と向かって想いを伝える事が誠実の証になったのだろうか。恋文なんていつの時代にも存在し、数々のラブストーリーを生んできたに違いない。では何故。恋文、所謂ラブレターの始まりは、相手への気持ちを和歌にしたためて送った事なのだそうだ。なか...

仕事をしていて、たまに言われる。「ズビ先生って社長にも結構良し悪しはっきり言いますよね。」と。社長にあれどう思う？とアイデアを求められたり、こうしたいんだけどどう？と雑談のように話しかけられることが多いけど、思った通りにダメなものはダメと言...

深夜2時。短編小説コンテストの締切まであと2日。おれは分厚いノートPCと共に狭い部屋で冷戦を繰り広げていた。 大学3年の夏。初めての一人暮らしにも図々しいぐらいに慣れて、街の景色や匂い、新たに構築した微妙な友人関係にも少しだけ飽きてきていた...

我々はもう大人だ。このマガジンを読んでいる方々も大人だ。心理学で言うモラトリアムとは「大人になる猶予期間」とされている。責任を追う覚悟をする準備期間だ。しかし一方で、｢原発や法案を一時停止する事｣これもモラトリアムと呼ばれる。つまり、立ち止...

Boys, be ambitious!これは、かの有名なクラーク博士。ウィリアム・スミス・クラークが残した言葉だと言われている。少年よ大志を抱け。若者よ大きな志を胸に前へ進め。的な意味だそうな。しかしこれには諸説あり、 Boys, be a...

遠くへ行きたい。どこか、どこでもいいから遠くに。そう思って過ごすことは無いだろうか。私は多々ある。 現状に満足できず、今の自分にも満足できず、何をやっても満足するところまでいかない。周りからいくら「十分だね」と言われても、「完璧じゃんか」と...

許せないことというのは生きていると多々ある。ちょっと許せないなってこともあるし、これは一生許さねえぞっていうこともある。なんであんなことで怒ってたんだろうなってこともあるけど、それはまた別の機会にでも。今回のテーマは正義感。 法の下の平等と...

おれは同級生とか担任の先生とか学生だった当時の事をあまりよく覚えていない。印象深いエピソードや、親密な関係であれば暫く覚えているのだけれど頭の容量がいかんせん小さい為にすぐに記憶から無くなってしまう。昔の事に大して興味がないのかと思う事もあ...