コラム

汚ねぇ大人になるように。

おれの小中学生の同級生にナオちゃんって男の子がいた。ナオちゃんは知的障害者だ。身体の発育はおれらと同じだけど知能は小学生のままだった。うちの中学は普通のクラスとひまわり学級だか朝顔学級だか忘れたけれど不登校や、そういった障害を持った生徒専用...
コラム

自分の正義を強く問え。

おれはガキの頃から有難い話が大嫌いだ。坊さんの説法、校長の長い与太話、最近じゃ自己啓発系のインチキ臭い話、全部まとめて大嫌いだ。なぜ、自分がそうなったのか。それは分からない。物心ついた頃からずっとそうなのだ。先天的価値観なんていうと大袈裟な...
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玉虫色の青春。最終話。

※1話はこちら おれは、カラフル隊長率いる悪役商会の中央で座らされていた。勿論、そう指示されたからだ。正座で座った方が反省してる感じは出るのだが、そこは胡座で勝負する事にした。と言うか足が痺れるのが単に嫌だったからだ。さてさて、どうしたもん...
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玉虫色の青春3

※1話はこちら コンビニで適当に買い物を済ませて、おれ達は雀荘兼アパート兼青春の吐き溜めに足早に帰る事にした。勝負に勝ってようが負けてようが暑いもんは暑いわけで、道端で缶ビールを勢いよく開けて一丁前に喉を鳴らした。相変わらずガラガラの駐車場...
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玉虫色の青春2

※1話はこちら まだ若者のハズのおれの身体は酒、タバコ、ギャンブルで随分痩せ細り、その日の太陽に10分でも当たっていようものなら履いていたタイトジーンズから身体ごと滑り落ちそうなぐらい貧相だった。そのくせに、髪型は不自然に色が抜け落ちた金髪...
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玉虫色の青春

蒸し暑い。蒸し暑い。まだ真夏じゃないだろ。日本には四季なんてとっくに無くなってしまったのではないだろうか。暑いと寒いがひたすらエンドレスにやってくる気がする。夏自体は嫌いじゃない。あの独特なムッとしたアスファルトの匂い、体が干からびてしまう...
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恐怖の正体

人類みな臆病だ。 常に何かにビクビクし、 常に誰かを意識して、 常に自分がどの位置にいるか、 丁寧に確認しながら生きていく。 ポジショントークだって忘れない。ダブルスタンダードだってなんのその。おかしな事だって皆で渡れば怖くない。危険分子は...
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コラム

未だ生乾き。

今日は蒸し暑い。湿気も凄い。おれの不快指数もガンガン上がる。オマケに数日前から洗濯機の調子が悪いのだ。完全に壊れた訳ではないが、脱水が甘かったりガタガタ音を鳴らしたり、たまに突然止まったりする事もあった。今日の彼女はご機嫌ナナメらしく、ガタ...
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芦田愛菜と西野カナの違いはニオイだと思う。

初詣に行った。神様を信じるかどうかと言われると、別にそれほど信仰があるわけでもないけど、信じてる。それほどどころか宗教なんて笑いのネタとしてしか扱ってこなかった私としては信仰心はまったくない。宗教屋の駅前でのゴミ配りと、本屋の前でやる国民の...