文具が好きだ。コーヒーと並ぶ趣味らしい趣味かもしれない。どれでもいい人にとってはどれでもよく、こだわりがある人にはこだわりがある。趣味趣向がものすごく現れるものだと思う。メモなんてスマホでいいじゃないか。そう思うかもしれない。でもそれじゃ駄...

花はいつの時代もプレゼントの代名詞だ。感謝を告げる時、別れを悼む時、出会いを喜ぶ時、いつでも花は私達の傍にある。私も仕事の合間に果樹園に1人で出向くぐらいには、花が好きである。鮮やかな色や、ユニークな形、脳まで届きそうな香りに癒される。しか...

幸せなら手を叩こう。そう言われてしまうと、手を叩いているなら幸せなんだろうからあの子は大丈夫ねというネグレクトが起きないかなと心配になってしまう。 よく、顔に出ないけど態度に出やすいと言われる。顔にも出しているつもりなのだが、顔を見てくる相...

連休が明け。確認しすぎなほど確認してしまう。 本当に今日から出勤だろうか。出勤時間は合っているんだろうか。もし、みんなが出勤日であることを忘れていて私しか時間に間に合うように出勤していなかったら、カギを開けてセコム外して、PCの電源入れて、...

大人に憧れているうちは子供で、子供に憧れるようになったらもう大人だ。大人になりたい、そう思っているうちはまだまだ子供であり、子供でいたいと思い始めたらもう大人であると言い換えても良い。年齢でも第二次性徴でも通過儀礼でもなく、人というのはそう...

父がどういった気持ちで母がどういった気持ちで私を産んだのか、私を作ったのか。そんな話は聞いたことがない。 その考えを否定する気もないし、わりかし失敗作だもんでごめんよという気持ちはある。こんな地獄を味わわせるために産み落としやがって、とは何...

私と彼は難波のショットバーに居た。私はコロナビールを、彼はジントニックを注文した。何か良い事でもあったのか、今日は奢りだとスクール帰りの私を飲みに誘った。 カウンターだけのその店は、たぶんセンスの良いであろう内装にたぶん無口なマスター。店内...

「私のどこが好き？」「ぼくのどこが嫌い？」「私の第一印象は？」「ぼくの好きな物は？」「私との未来をキチンと考えてる？」「ぼくは暖かい家庭を作りたいなぁ。」「私の誕生日は？」「ぼくの好きな色は？」「好きな人が出来たの」「そうか。」「今思えば元...